2015年04月28日

【さすがに】アニメ若手制作者 平均年収は110万円余【酷い】


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150428/k10010063221000.html

アニメ若手制作者 平均年収は110万円余

2015年4月28日


海外でも評価が高い、日本のアニメーションの若手の制作者は、1日の労働時間が長時間にわたる一方で、平均年収は110万円余りと厳しい労働環境に置かれていることが、文化庁の委託で行われた大規模な実態調査で分かりました。

この調査は、優れた作品を数多く輩出し、海外でも評価が高い、日本のアニメーションの制作者の実情を把握しようと、文化庁が業界団体に委託して行い、759人から回答を得ました。

それによりますと、制作者の1日の労働時間は平均で11時間と、拘束時間が長いことが分かりました。その
一方で、20代の若手が多い動画を担当する制作者は、平均年収が110万円余りとほかの産業に比べて極めて低い水準に
とどまっています。

これは、人件費が安いアジア各国との競争が激しいことや、動画の制作者の多くが1枚数百円という契約で仕事を請け負っていることが要因とみられています。

調査を行った「日本アニメーター・演出協会」副代表のヤマサキオサムさんは「特に若手の労働環境が厳しいことが分かった。後に続くアニメーターが育たないと産業自体が立ちゆかなくなるおそれがある」と話しています。

団体は29日、調査結果を公表するとともに、今後、シンポジウムなどを開いて、若手のアニメ制作者の労働環境の改善を訴えることにしています。
ラベル:アニメ
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2015年04月26日

【あーあるある】【アニメ】思わず共感!? 「声優ファンあるある」5選【声優】【あるある言いたい】 5


http://ure.pia.co.jp/articles/-/35329?page=5

アニメを観ている時以外も、声優ファンなら常にあるある!

5.「好きな声優さんが、バラエティー番組やCMのナレーション、洋画の吹き替えの仕事をされている場面をテレビで観て、全然自分は関係ないのに何だか誇らしい気持ちになりがち!」

あると思います!

アニメ以外の映像分野で声優さんの声を耳にする時……それがバラエティー番組でのナレーションやテレビ放映される洋画、海外ドラマの吹き替えです。

声優さんにとっては、アニメやゲームのキャラクターを演じることと同様に大切な仕事であり、テレビ番組やCMにおいては画面に彩りを加える為に、そして洋画や海外ドラマの場合は、外国語が分からない視聴者にもストーリーと登場人物の心情を伝える為の重要な要素となっています。

そして、こうした声のお仕事に応援している声優さんが起用された時、ファンは何だか非常に嬉しいものなのです。

キッズアニメにとってのゴールデンタイムである週末の朝や数多くの本数のアニメ作品が放送される深夜といった、声優さんの声を聴き慣れた番組が放送されている時とは違う時間帯に、耳に馴染んだ美声がテレビから流れてくるという特別感。

そんな声優さんのナレーションをバックに人気芸人さんがバラエティー番組に出演していたり、コマーシャルで新商品が紹介されていたり、あるいは、あのハリウッドスターの声を好きな声優さんが吹き替えていたり……その瞬間、声優ファンは問答無用でテンションが上がるものなのです。声ヲタって、そういう生き物なんです!

特に洋画の吹き替えで、ベテランの吹き替え声優さんではなく、アニメを中心に活躍をされている声優さんが画面に登場された時なんて、一気にテンションがぶち上がります。

私は、前述の通リ白石涼子さんの大ファンなわけですが、白石さんがレオナルド・ディカプリオ主演の『華麗なるギャツビー』でヒロインの吹き替えをされた時なんて、白石さんがレオ様と実際に共演を果たしたかのような驚きと喜びを感じたものです。

あと、昨年BSで放映された『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の新吹き替え版も、白石さんがマーティーのガールフレンド、ジェニファー役で出演をされていたので、ちゃんと録画してBDに焼きました。

映画を観る時も、バラエティー番組を観る時も、声優中心に観てしまう。それが、声ヲタ。だからこそ、洋画の吹き替えや劇場版アニメで、有名タレントがキャスティングされて声優さんの仕事が奪われるとテンションガタ落ちしがち! ……あると思います!!

声優ファンならば、ここまでで書いてきたような"あるある"を感じたこと、経験したことがあるのではないでしょうか?

演技をする時は顔を出さずにキャラクターに成り切り、一方ではアイドルやタレントのような活動も行う、ちょっと不思議な存在。それが、声優さん。故に、そのファンも独自の価値観で好きな対象に接しがち。

世間一般から見たら、そんな声優ファンの心理は奇妙なものなのかもしれませんが、これが何よりも楽しくて止められない! 最後も、そんな声優ファン特有のあるあるを書いて本稿の締めとさせていただきます。

「アニメを観ていて、声が似ている声優さんの聴き分けができなかった時、異常な悔しさ感じがち!」

あると思います!

個人的には、"声が似ている声優"定番のネタである水橋かおりさんと石原夏織さんの声を未だにどっちがどっちか迷いがち!!
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ラベル:声優 アニメ
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2015年04月24日

【あーあるある】【アニメ】思わず共感!? 「声優ファンあるある」5選【声優】【あるある言いたい】 4


http://ure.pia.co.jp/articles/-/35329?page=4

長く同じ声優さんを応援し続けていると、いつの日か訪れる「あるある」!

4.「次々に若い女性声優さんが出てくるので、近い将来、自分の好きな声優さんのお仕事がなくなってしまうのではないか、と無駄に焦りや心配を感じがち!」

あると思います!

次から次に、若手が台頭してくる声優業界。男性声優さんの場合は、もう少しペースがゆっくりな印象があるのですが、アイドル的な女性声優さんの場合は、世代交代のスピードが非常に早い

しかも、現役中学生や現役高校生の女性声優さんも登場してきている昨今、声優界の低年齢化も進んでいます。

声優アイドルユニット、everying!として活動している木戸衣吹さんと山崎エリイさんなんて、10代の前半でこの世界に入って、まだおふたりとも17歳とかですからね。

そうなると、ついこの間までユニットを結成して"アイドル売り"でプッシュされていた声優さんが、フト気付けばいつの間にやら中堅クラスにポジショニングされているなんてことも多々あります。

更に更に、"アイドル声優"という職業に求められているハードルは年々高くなっており、声が可愛いのは勿論のこと、ルックスも良くて、歌も上手くて、ダンスもできて、Webラジオで喋れば笑いが取れて……といった具合に、声と演技力に加えて様々なスキルも必要に。

結果、そうしたハイステータスな能力を備えた若手声優さんが各事務所から輩出されることになり、そうなるとますます声優さんのアイドルとしてのサイクルは早まるわけです。

いや、本当に今の声優さんの歌唱力とか凄いですもの! 自分が10代の頃に夢中になっていた声優さんの歌に比べたら、完全にニュータイプか強化人間レベルです。

そうした近年のアイドル声優事情、声優ファンとしては新しい才能とスターがどんどん登場して、喜ばしいことなのかもしれませんが、一方でサイクルが早すぎて応援している声優さんのお仕事がちょっとずつ減っていき、いつしかそのお声をアニメで耳にする機会が激減……なんて、寂しい思いをすることも。

深夜アニメなんかだとヒロインはどうしたって新進気鋭の若手声優さんがキャスティングされがち。そうなるとどうしたって、それよりも上の世代にいる声優さんたちの出番は減ってしまうわけで……改編期が訪れる度に心の底からハラハラするのです! その焦燥感や不安感の強さたるやなかなかのものですが、それでも大好きな声優さんを応援し続けたいと願って止まないファン心理。

そんな楽しみと哀しみが入り交じった業を背負いながらアニメを観る。それが声優ファンの生き様なのです。
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ラベル:声優 アニメ
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2015年04月23日

【あーあるある】【アニメ】思わず共感!? 「声優ファンあるある」5選【声優】【あるある言いたい】 3


http://ure.pia.co.jp/articles/-/35329?page=3

これまた年季の入った声優ファンならではのあるある!

3.「昔からずっと応援している声優さんが、アニメで母親役や父親役を演じられているのを観ると、謎の感慨深さを感じがち!」

あると思います!

デビュー当時は若手として、年齢相応の美少女役、美少年役を演じられることが多かった声優さんもキャリアを重ね、演技力を磨き、演じる役柄の幅に広がりが出てくると、やがて主人公の親や学校の先生などの大人のキャラクターを演じる機会も増えてきます。

そんな時、その声優さんを若手の頃から追い掛けている私たちファンは、何とも言い様のない深い感慨を感じるのです。

あぁ、最初はあどけない女の娘を演じられていたあの声優さんも、今では大人を演じることもできる程、声優としての経験を積み重ねられたのだな、と。

これは、実写のドラマや映画、舞台よりも更に広い層の役柄を演じられることの多い"声優"という役者だからこそのあるあるだといえるでしょう。

個人的に、このあるある。自身のアニメ視聴と声優ファンとしての経歴において、最も印象深かったのが、氷上恭子さんが『フレッシュプリキュア!』で、主人公であるキュアピーチこと桃園ラブの母親役を演じられているの観た時です。

というのも、私の世代だと、氷上恭子さんといえばやっぱり『愛天使伝説ウェディングピーチ』。『ウェディングピーチ』は、1995年に放映された"変身ヒロインもの"のアニメ作品で、この作品の主人公、ウェディングピーチ(花咲ももこ)を演じられていたのが氷上恭子さんだったのです。

このアニメで氷上さんのお名前を知った、そしてファンになった同世代のアニメファン……"同志"は沢山いるハズ! まだ、ゆかなさんが野上ゆかな名義で活動していた頃のお話ですよ!

そんな氷上さんが、10年以上の時を経て、変身ヒロインアニメの最新ブランドである『プリキュア』シリーズで、しかも、同じく"ピーチ"の名前を持つヒロインの母親役を演じることになるというヒストリーのおもしろさ。こんなに美しい話、なかなかないと思うんです。

長く声優さんを追いかけ、ファンを続けていると、こういった体験が要所要所で顔を出してきます。若手声優さんの成長を目にすること。これも、声優ファンを続けていく上での大きな醍醐味なんです。
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ラベル:声優 アニメ
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2015年04月22日

【あーあるある】【アニメ】思わず共感!? 「声優ファンあるある」5選【声優】【あるある言いたい】 2


http://ure.pia.co.jp/articles/-/35329?page=2

声優ファンとしての生き様がハッキリと分かれる「あるある」!

2.「イベントやコンサートでご本人の姿を観に行くファンとそうじゃないファンに、楽しみ方が分かれがち!」

あると思います!


アニメやゲーム、或いはラジオドラマで、その声を駆使して表現を行う声優という職業。

一方で、音楽活動でコンサートを行ったり、舞台に出演したり、トークライブを開催したりと、"顔出し"でファンの前に立つ機会も多い声優という職業。"生"の声優さんを目撃するチャンスは意外と多く、追っ掛けを行う熱心なファン層も存在しています。

現在では、放送されるアニメの本数増加に比例して、そういった声優イベントも活発に行われており、"推し"の声優さんができれば、会いに行くのは(距離と仕事や学業のスケジュールという障壁さえクリアできれば)比較的容易という嬉しい状況なのです。

ところが、声優ファンの中でも"好き!"という情熱を思いっきり拗らせてしまった人間は、こうしたイベントに逆に参加をしづらくなってしまうのです!

女の子のアイドルグループでもジャニーズでも、ライブ会場(所謂"現場")に足を運ぶファンとそうじゃないファンって分かれますよね。

声優ファンの場合もこれと同じで、イベント会場でご本人のお姿を観て楽しむファン層と、アニメ作品やラジオなどでその声だけを楽しむ層という具合に大きく二分されると私は思うのです。

また、声優さんの場合は、声でのお仕事が中心になる為、その声優さんが演じられているキャラクターのイメージが強過ぎて、ご本人との間にギャップが生まれたりもします。そこを違和感なく受け入れられるか否かというのも、声優さんへのアプローチに対する大きな違いになるのです。

これも"声優"というちょっと変わった役者さんによるお仕事故に生まれる楽しみ方、ファンとしての情熱の伝え方の差なのかな、と。
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2015年04月21日

【あーあるある】【アニメ】思わず共感!? 「声優ファンあるある」5選【声優】【あるある言いたい】 1


http://ure.pia.co.jp/articles/-/35329

【アニメ】思わず共感!? 「声優ファンあるある」5選【声優】

2015年4月20日


アニメ等で活躍する「声優さん」が大好きな声優ファン=“声ヲタ”と呼ばれる方々。今回はその世界独特の「声優ファンあるある」をピックアップしてみました。あなたはいくつ共感できる?


"声優"というちょっと変わった役者さんに惹かれて止まないファンの皆さん……"声優"の"ヲタク"で、"声ヲタ"なんて呼ばれ方もする趣味嗜好を持った皆様! こんにちは、同好の士です!!

アニメやゲームなどでの声の演技は勿論のこと、ライブイベントでステージに立てば歌やダンスで、Webラジオやトークイベントでは楽しいお喋りで私たちを楽しませてくれ、時にはグラビアに挑戦したりもする声優さん。

勿論、洋画の吹き替えやナレーションのお仕事を中心に活動し、声のみで勝負をする声優さんもご活躍されていますが、現在の若手声優さんの多くは上記のように複合的なエンタテイナーとしてのスキルやアイドルとしての求心力を併せ持ち、様々なステージで豊かな表現をされています

そして、ファンはそんな声優さんたちのエンタテインメント精神にリスペクトを抱き、常に応援を欠かさないわけです!

さて、そんな声優ファンは声優さんのことを好き過ぎる余り、一般の方から見ると、ちょっと変わった感性を持ちがちです。今回は、そんな"声優ファン特有のあるあるネタ"をまとめてみました!
声優ファンならば基本中の基本な「あるある」!


1.「基本的に好きな声優さん"推し"で観る新番組を選びがち!」

あると思います!

これは、声優ファンならば定番の"あるある"ですよね。年に4回あるアニメの改編期。季節の変わり目と共に、一斉にスタートする新アニメ。それらをチェックする為の指標や物差しって、人によって色々です。

自分にとって好みのアニメ作品を見つける為にチェックする諸々の構成要素。例えば、監督のお名前。例えば、製作会社のブランド。例えば、原作のおもしろさ。どこを重要視するかは人それぞれ。

そんな中で、声ヲタにとって最も重要な要素が出演する声優さんのキャスティングです。「○○さんが出ているからこの新番組はチェックしておこう!」とか「○○さんが主役だから、これは絶対に観ておこう!」とか。これは、声優ファンにとって新番組視聴の大きなモチベーションになります。

私の場合は、"うりょっち"の愛称で親しまれている女性声優、白石涼子さんの大ファンなので、白石さんが出演されている番組は必ずチェックするようにしています。サブキャラとして1話だけ出演されるエピソードでも、公式のtwitterアカウントやBLOGをチェックして情報を収集し、そこだけポイントで観たりしますからね! 声優さんのtwitterアカウントで、ゲスト回の放送を知るのも、これまたあるあるです。

ストーリーを二の次にして、出演者で番組を選ぶなんて……と眉をひそめる硬派なアニメファンもいらっしゃるかと思いますが、普段は観ないタイプの作品に触れるきっかけになったりであるとか、新しい作品との出会いになったりもするので、声優さんで作品をチョイスするというのも決して悪いものじゃないと思うのです。未知のエンタテインメントとの縁を取り持ってくれるのも、声優さんの持つパワーのひとつ!

ちなみに、声優さん目的でチェックを始めたアニメ作品の第1話は、2話以降に主要人物として登場するキャラクターを演じる有名声優さんが、固有名詞を持たない、その他大勢のキャラクター……通称"モブキャラ"として登場しがちなので、キャストのクレジット熱心にチェックしがちです。

あと、昔のアニメを観返していたら、今では超売れっ子になっている声優さんが「女生徒A」とかのモブキャラで出演されていてビックリしがち! 『ギャラクシーエンジェル』のモブキャラに釘宮理恵さん出演しがち!!
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ラベル:声優
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2015年04月14日

【これが朝日の思想】事なかれの真空、危うい さやわかさん(ライター、評論家)【結局最後、いいたいだけ】


http://digital.asahi.com/articles/DA3S11698877.html

 ■事なかれの真空、危うい さやわかさん(ライター、評論家)

2015年4月11日


「艦これ」は、旧日本軍の軍艦が少女に擬人化される「艦隊これくしょん」という人気ゲームです。これだけではなく、女子高校生が第2次大戦時の戦車に乗って戦うアニメ「ガールズ&パンツァー」、特攻をテーマにした百田尚樹さんの小説「永遠の0」などが高い人気を得ています。「愛国エンタメ」と呼ばれたり、「右傾化」の表れと見なされたりしますが、僕は必ずしもそう思いません

 「艦これ」は、実在の艦船を性能や史実を細かく踏まえて擬人化しています。そのこだわりを異様に思う人がいるのはわかりますが、ポップカルチャーの中では、軍事ものは以前から定番でした。それが最近またブレークしているにすぎないのだと思います。

 ただ、一方で、戦争のとらえ方が変わってきているのも事実です。以前は、エンタメであっても、戦争を扱った作品は何らかのイデオロギーを持っていた。「ゴジラ」には核兵器や戦争への批判がはっきり反映されています。

 ところが「艦これ」にはそれが強く出ていない。積極的に戦争を賛美するわけでもなく、反戦でもない。イデオロギー的なものが抜け落ちているので、かえって不気味に見える。何らかの主張があるはずだと思う人は、反戦の姿勢がストレートに感じられないので戦争賛美だと思いこむ

 作り手が立場を表面に出さなくなったのは、ネットの普及以降です。ネットでは、白か黒かという二分法の思考が強い。典型がネトウヨ(ネット右翼)や、彼らに敵対するカウンターと呼ばれる人たちです。あらゆる人を敵と味方に分け、どんなものにも政治性を読み取ろうとします

 戦争に対して何らかの立場を表明すると、「戦争賛美」「反戦」という両極端に落とし込まれて、多くの人に届かなくなる。だから売るためには政治性を排除する。「艦これ」も「永遠の0」も、最終的には恋愛や家族の絆のような情緒的な話に行き着く仕掛けになっています。

 「『艦これ』は右傾化だ」というのは簡単ですが、それはネトウヨがすぐ「売国」とレッテルを貼るのと同じ。問題はレッテル貼りが事なかれ主義を招いていることです。そして政治性をはぎ取られ、漂白されたものばかり与えられていると、その真空状態にかえって排外主義的な思想が入り込む危険性があります。

 だから、戦争を扱うゲームやアニメのファンも「現実の戦争を描いたものじゃない」と開き直るべきではない戦争賛美と見なされかねない作品だということを受け入れ、しかし自分たちはネトウヨとは違うとはっきり言えなくてはいけない「戦争」への多様な見方を理解しながら「艦これ」を楽しむことはできるし、そうあるべきだと思います
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2015年04月12日

【買え買え買え】円盤が売れないと、なぜ続編が作れない? アニメ監督のツイートでも話題の“深夜アニメのビジネスモデル“とは【頼むよ!】


http://otapol.jp/2015/04/post-2770.html

円盤が売れないと、なぜ続編が作れない? アニメ監督のツイートでも話題の“深夜アニメのビジネスモデル“とは

2015年4月10日


 4月7日、アニメ『銀魂』シリーズの監督などで知られる高松信司氏が自身のTwitterでアニメのビジネスモデルについてツイートし、話題になっている。本稿では高松監督の発言を踏まえ、改めてアニメ(主に深夜アニメ)のビジネスモデルについて、紐解いていこう。

 ことの発端は、先日最終回を迎えた『美男高校地球防衛部LOVE!』の第二期放送を希望するファンの声を受けての高松監督のツイート(@takama2_shinji)だった。以下、主要な部分を引用しよう。

(引用者補足:アニメの)継続の決定は製作委員会がするものだけれど、主な要件はBlu-ray DVDの売り上げです

深夜アニメの制作費はその全てが委員会の持ち出しなので、確実に黒字になるという目算が立たないと二期にはGOが出ない

1クールのアニメを作るのに、ざっくり1億5千万から2億くらいかかるので、それを円盤の利益だけで埋めようというのは、けっこう無茶なビジネスモデルですが、今の深夜アニメはほとんどこの形態ですね。

「良質なアニメ」や「面白いアニメ」が、円盤が売れなかったというだけで葬り去られていくのは忍びないなあ…何かもっと他のビジネスモデルはないんだろうか?

(以上、高松監督のツイート(@takama2_shinjiより引用)


 まず、現在のアニメの製作においては“製作委員会方式”が主流といわれている。“製作委員会方式”とは、制作費や許諾料といった、アニメの制作から放送などにかかる費用をさまざまな企業からの出資で賄うスタイルだ。出版社やゲーム会社、テレビ局、レコード会社、広告代理店、配信会社やビデオメーカーなど、“製作委員会”に名を連ねる出資社は多岐にわたり、多くの企業が出資をすることによって、出資リスクを分散する狙いがあるとされている。高松氏が言及するように、現状の深夜アニメにおいては、製作委員会の資金回収はBlu-rayや DVDといったパッケージ販売に依存しているのが一般的だ。つまり、基本的に深夜アニメの“商業的な意味での成功”とは“パッケージが売れる”ことであり、そのため、ある程度“パッケージが売れる”≒“商業的に成功する”作品でないと続編の製作などは難しいというのだ。

 また、1クールの30分アニメを制作する場合、1話あたりの制作費は1000万円程度で、12話前後の1クールだと約1億2000万〜2億円とされる。また、制作費に加えて、放送枠料金もかかってくる。深夜アニメは、こうした膨大な出資をほぼパッケージの利益で埋めている状態だ(そのため、アニメのパッケージ商品は高額になりやすいとされる)。

 こうした「パッケージに依存するビジネスモデル」に対する危機感はかねてより存在し、すでに「新たなビジネスモデル」も模索されている。例えば、2月に放送された『クローズアップ現代』(NHK)では、現在二期放送中のテレビアニメ『シドニアの騎士 第九惑星戦役』を制作しているポリゴン・ピクチュアズが、海外向けに動画配信をすることで利益を上げたと紹介。ほかにも、昨年放送された『神撃のバハムート GENESIS』は深夜アニメにもかかわらず、ゲーム制作会社・サイゲームス一社による製作ということでも話題となった。先日、本サイトで行ったサイゲームス・アニメ事業部のインタビューにて新たな挑戦への意気込みを語るなど、さまざまな形で「パッケージ依存のビジネスモデル」からの脱却が図られているのが現状だ。

 今回、高松氏のツイートで改めて注目を集めた、アニメのビジネスモデル。今後もその動向を注視していきたい。
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ラベル:アニメ
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2015年04月11日

【自由は】フリー転向の門脇舞以に、プロレス業が目立つ清水愛……フリーランスの女性声優が集まる「ウィズ!」が話題に【善か】


http://otapol.jp/2015/04/post-2757.html

フリー転向の門脇舞以に、プロレス業が目立つ清水愛……フリーランスの女性声優が集まる「ウィズ!」が話題に

2015年4月8日


 今月6日、声優の門脇舞以が自身のブログ『MAITABLOG』にて、フリーランスとなることを発表。あわせて儀武ゆう子、清水愛、世戸さおり、成瀬未亜と共にフリー声優5名での相互プロフィールサイト「ウィズ!」を開設した。

 アニメ『ストライクウィッチーズ』のサーニャ役や現在放送中のアニメ『Fate/stay night [Unlimited Blade Works]』イリヤスフィール役などで知られる門脇。2013年には結婚や妊娠、そして第一子出産などでも話題となった。今回の発表において、門脇は「自分の事は自分で出来る人になっていかねばと思いつつ」と綴り、結婚や出産、息子が1歳をむかえたことで「このタイミングを逃してはいけない!」とフリーランスへの転身を決意したことを明らかにしている。

 あわせて、門脇はフリー声優5名による相互プロフィールサイト「ウィズ!」の開設を発表。ネット上では、「声優の互助会みたいなものかな」「営業力のある儀武がいるなら安泰」と、応援の声やこれからの展開を期待する声があがる一方で、清水が2013年末にプロレスデビュー、以後アニメの仕事よりプロレスの仕事が目立っていることを受けての「プロレス団体かな?」との声や、「今さらアイドル売りもできない集団」といった辛辣な感想も。また、フリーランス声優の集いであることから、「俺だけのエロボイスを依頼したら受けてくれるかな?」と夢をふくらませているネットユーザーもいたりと、この動きに対してさまざまな意見が飛び交っていた。

 門脇や清水など、“話題性”のある声優が集まることとなった「ウィズ!」。“ドル売り”などで人気を集める声優がいる中、フリーとして新たな挑戦を始める彼女たちが、相互プロフィールサイト「ウィズ!」を用いることによって、声優業界の新しいスタイルの開拓者となれるのか? 注目が集まる。
ラベル:声優
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【黙認創作】「イメージが崩されなくて嬉しい」「ハマっても辛いから見ない」『アルスラーン戦記』B L禁止説に悲喜こもごもの声


http://otapol.jp/2015/04/post-2758.html

「イメージが崩されなくて嬉しい」「ハマっても辛いから見ない」『アルスラーン戦記』B L禁止説に悲喜こもごもの声

2015年4月9日


4月5日よりアニメ『アルスラーン戦記』が放送開始となり早くも話題となっているが、同時に原案者である田中芳樹氏の二次ガイドラインにて二次創作でのB L表現などが禁止されていると話題に。これに対し、不満に思う声と喜ぶ声とがそれぞれ上がっている。

『アルスラーン戦記』は、『銀河英雄伝説』『創竜伝』で有名な田中芳樹氏の小説が原作となっており、現在、『鋼の錬金術師』『銀の匙』の作者である荒川弘氏によるマンガ化もされている作品である。アニメ放送開始を受けて、主人公であるアルスラーン殿下の中性的容姿や男性登場人物の多さなども手伝って、男同士の恋愛を好む、いわゆる腐女子によるB L内容の二次創作が盛り上がるのではと思われた。しかし、田中氏の所属する有限会社「らいとすたっふ」は所属作家の著作物の二次利用に関して一部制限を設ける旨を2004年5月改定のガイドラインにて公表しており、これによると、非営利目的の二次創作は許諾するが露骨な性描写や同性愛表現が含まれるものは認めないとのことだ。『アルスラーン戦記』の二次創作を行う際はB L(またはG L)系の内容は禁止なので注意が必要であるとして、ネット上で話題となった。当該禁止の原因として、田中氏が過去にファンから自己の作品を題材にしたBL同人誌を送り付けられた経験があるのでは、という推測も流れている。

 この禁止を受け、ネットでは悲喜こもごもの声が上がっている。まずやはり腐女子界隈のファンからは「殿下があんなに可愛いのに二次創作制限されるのは残念だ」といった悲しみの声が上がり、「二次創作が自由に出来ないのなら、ハマってしまっても辛いのでアニメは視聴しない」とまで述べる人もいる。対して、禁止に賛成する声としては「腐女子の餌食にならなくてよかった」「原作のイメージが崩されないので嬉しい」といったものがあるようだ。

 今日においてはさまざまなジャンル作品がB L二次創作の対象となり、多くの作者・企業はこれを黙認している状態である。その中で、今回の『アルスラーン戦記』のように公式から明確に禁止が言い渡されるケースは珍しい。果たしてこの公式宣言が順守され、B L二次創作が自重されるのか、それともこれに怖気づかずにB L二次創作が登場するのか……その結果は、これからわかってくるだろう。

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