http://news.livedoor.com/article/detail/10534169/?p=3土屋礼央の「ざっくり聞くと」(第11回)〜声優ってどんな仕事?野中藍さん・白石涼子さんインタビュー〜
2015年9月1日
土屋: お二人にお会いして、とても美人さんだなぁと思ったのですが、声優さんとして、外見を褒められる事ってどうなんですか?
白石: ありがとうございます、嬉しいです。イチ人間として(笑)。
野中: ありがとうございます。女性として嬉しいです(笑)。
白石: まあでも、顔でアニメのキャラをやってるわけではないので(笑)。私は女ですが、声優が男性の役をやったり、それこそ魔法使いの役をやったり、自分の外見では演じられない役を演じることができる点が、声優としてのやりがいを感じる、楽しいところですね。
野中: うん、そうだねー!小さなお猿さんの役とか、人間以外も演じられるのが楽しいです。
土屋: ぶっちゃけ声優としてのスキルが劣っていても、外見が綺麗だと採用されるなんて事あるんですか?
白石: 最近は、歌って踊るアイドルの作品とかも多くて、声優さんもライブとかしているので、若くてかわいくてスタイルがいい、みたいなものが求められる部分はあると思いますよ。
野中: そういう意味では、声優業界への門は昔より開かれていると思います。
土屋: お二人は、好きなアニメに憧れてこの世界に入ろうと思ったという事ですが、どうしたら声優になれるんですか。
野中: 青二プロダクションの養成所「青二塾東京校」に入りました。
白石: 私は大阪校です。それまでも、新聞に「声優デビュー」みたいな広告があったりすると「オーディションを受けたいな」とずっと思っていて。そういう中でたまたま縁があったのが青二塾だったので今、青二プロに所属できているんですけどね。
土屋: やっぱり、養成所に入るのが一番近道ですか?
白石: うーん…。
野中: 今は養成所だけじゃなくて、いろんななり方があるので、一概には言えないかもしれません。
土屋: お二人は、アイドル活動や歌手デビューもされていますが、元来、そっちの夢も持っていたのですか? それとも声優一本で、気づいたらそういった活動もしていたんですか?
白石: 私が子供のころ、テレビで子役やアイドルを見て憧れていた部分があったと思います。でも、目立ちたいのと同じくらい引っ込み思案なところがあって。
小学5年生の時に声優だったらテレビから声は流れるけど顔は出ないから恥ずかしくないとミーハーで子供な発想に至ったんです。
野中: 私は逆に、アイドル活動などへの興味は全くありませんでした。アニメのお芝居をやりたくて、この業界に入りました。なので、逆に(歌手として)デビューするとなったときは困惑しました(笑)。
野中: きゃーーー−!
白石: ちょっ(笑)!
土屋: うわぁ、アイドルだ!!!!!
野中: 10年以上前の写真です!!!
白石: いやぁ、かわいかったなぁ、この時は(笑)。
野中: 一番左は、今話題の金田朋子さんです!
白石:ユニットは楽しかった。なにげに今もやりたい。踊ったりとかしたい! デビュー曲のチアガールの衣装はちょっと着れないけど(笑)。http://news.livedoor.com/article/detail/10534169/?p=4土屋: 歌手デビューって、どうやって決まるのですか?
白石: 私は、声優のラジオでユニットを作る新人オーディションに受かってそこに加入した感じですね。それは「パステル」っていうユニットだったんですけど。
野中: 私は事務所である日、マネージャーさんから「ラジオが決まった」とお話をされて、で「そのラジオのテーマソングでデビューします」と言われました(笑)。ソロデビューのお話です。
白石: パステルの後にDROPSというユニットがあってのソロデビューでしたね。さっきの写真はDROPSです。
土屋: 事務所的には、声優として大成するにはまずはアイドルとして、歌手として、認知度をあげようって考えなんですかね?
白石:どうなんでしょう、それがすべてではないと思いますが、戦略の一つではあるかもしれないですね。
土屋: 歌手デビューすると、お給料は増えるんですか?
白石: ユニットは、まぁプロモーションでいろいろやりますが…
野中: プロモーション扱いだと、ギャラがいただけないので…(笑)。
土屋: リアルな感じであざす!
野中: 逆に、お洋服とか困りました。お金はないのに、露出が増えると衣装代が大変で(涙)。
白石: そうそれ! 最初は私服で着られない派手なのとか買っちゃって(笑)。だから後々、私服でも着られる服を選ぶようになりました。
野中: そうそう(笑)。
土屋: いつまで自前だったんですか?
二人: 今でもありますよ!
土屋: へー!
白石: でも、ヘアメイクはつけてもらえることが多くなりました。
野中: 多くなったねー。
土屋: なるほど(笑)。アイドル時代って、声優業との平行で大変じゃなかったですか? 本当は声優業に専念したい、みたいことは?
野中: うーーーん。声優なのに「メイド服着てください」とか、アイドルさんと同じように言われるのが、少し困りました。
白石: 私は、結構「何でも来い」でしたね。別に声優でクッソ忙しいわけでもないですし、やらせてもらえるのは嬉しかったですから。大変だったけど楽しかったし、たくさん写真も撮ってもらえたりして、私の成長記録みたいな感じですね(笑)。
土屋: 白石さん「クッソ忙しい」とか、男前っすね(笑)。
白石: あはは。アイドル(?)も「声優・白石涼子」としてやってる感じなんで、あんまり分けて考えてなかったかな。楽しかったなぁ、だって普段着ないような服を着せてもらったり、「可愛い可愛い」と言ってもらいながら写真撮ってもらったり…はぁ。
野中:ため息(笑)。
白石:若かったな、と思って。
野中: 私は、そういうのが恥ずかしかったです。
白石:ホント? 恥ずかしかった?
野中:そういうのをやるために入ってないからね。
白石:でも、『幽遊白書』とかの時代にはもうキャラソン(キャラクターソング)とかあったじゃない? だから私も声優になれたら、キャラクターソングが歌いたいなとは思ってた。
土屋: 野中さんは、最初は歌が嫌いだったと聞いたんですが…アイドルって、やっぱ演じてるんですか?声優さんのように何かの役になりきっている、みたいな。
野中:ある意味演じている部分もあるかもです。私は宝塚歌劇が好きなんですけど、少しそこを意識して、あまりぶっちゃけすぎないというか……(笑)。
白石: みんなにちゃんと夢を見せてあげるみたいな?
野中: そうだね、夢を壊さないように………! 夢とまではいかないけど(笑)。
白石: 私はぶっちゃけだなぁ。声優という演じる仕事をしている割に、嘘が苦手で…。
野中:私も嘘をついているわけではありません(笑)。
白石:(笑)「こう見せよう」と思ってそれをちゃんとやりきる、みたいなのが得意ではないので、ぶっちゃけたほうが楽って感じですかね。
野中: 「こう見せよう」と意識しているわけじゃないよっ! まあ、チケット代のことを言わないとかかな(笑)。
土屋: チケット代(笑)。
野中: お金がないと興行は打てないけど、そういうところはあえて言わない(笑)。
posted by Kawakita at 03:06|
Comment(0)
|
TrackBack(0)
|
記事
|

|