2015年01月11日

【次元の壁は】萌える「アニメ聖地巡礼」…”ムキ出し”まちおこしにファン猛反発、「対話」こそ成功の秘訣【残しておけ】 2


http://www.sankei.com/west/news/150108/wst1501080003-n3.html

アニメの祭りを再現したら大人気

 金沢市を代表する温泉地「湯涌温泉」はアニメに登場する祭りを再現し、新たな行事として定着させた。ここは、平成23年に放送されたアニメ「花咲くいろは」に登場する温泉街のモデルとされる。

 作品の中で、主人公の女子高校生らが参加する「ぼんぼり祭り」という架空の祭りがあった。神無月(10月)に女の子の神様が出雲大社に帰るのを、「のぞみ札」という札を付けたぼんぼりで送り出すというものだ。

 地元観光協会がアニメの人気を受けて、23年から祭りを再現することにした。当初は約5千人しか集まらなかったが、4回目となる26年10月には約1万2千人が訪れるまでに。金沢市の担当者は「高齢の観光客が多かった地域に、若い人がどんどん訪れるようになった」と驚きを隠さない。

「聖地」先行でファンが反発した例も…

 だが、聖地の話題が先行しすぎて、逆にファンの反発を招いたケースもある。

 平成24年に放送されたロボットアニメ「輪廻(りんね)のラグランジェ」は、事前に制作者側が「千葉県鴨川市が舞台」と公表。自治体側も「聖地化を狙う」と意気込んだ。ところが、ファンの間で「アニメをまちおこしに利用している」との声があがり、インターネット上などで批判が展開された。

 市商工会などの有志で作る「輪廻のラグランジェ鴨川推進委員会」の岡野大和委員長(38)は「地域、ファン、制作側の結束は強い。みんなで地域を盛り上げようという機運は高まっている」と反論する。当時は23年に起きた東日本大震災の直後で、アニメの舞台になることは観光客減少に歯止めをかける千載一遇のチャンスだったという。


http://www.sankei.com/west/news/150108/wst1501080003-n4.html

 市では25年にアニメの登場人物を鴨川ふるさと特別大使に任命。同市で毎年行われている地引き網イベントでは、アニメに出演した声優をゲストに招いた。さらには、ファンの要望を受けて、アニメに登場するドリンクを再現し、実際に売り出している。

 岡野委員長は「それぞれの地域で歴史や風土、抱える事情は違う。それぞれにいろいろなやり方があっていいのではないか」と指摘している。

ファンとのコミュニケーションが大切

 全国的な広がりを見せている「アニメ聖地巡礼」ブーム。

 「アニメ聖地巡礼観光」をテーマに研究している北海道大の山村高淑教授は「自治体の担当者に熱意がなく、とりあえず『グッズでも売っておけ』といった投げやりなパターンが多い」と指摘。その上で、「地域が想定していない観光客にどう対応するか、ファンと対話し、コミュニケーションを取る仕組みを作り、実現可能なものを実践していく姿勢が必要だ」と話す。

 また、「聖地巡礼 12カ所巡り」などの著書がある聖地巡礼プロデューサーの柿崎俊道さんは「年間100ほどの新作アニメが生まれているので、今後も聖地は増える。アニメには、セクシャリティとバイオレンスがつきものなので、安易にまちおこしに生かすのではなく、それぞれの地域がアニメの内容を精査し、ファンの心理を読み解く努力も必要」と話している。


http://www.sankei.com/west/news/150108/wst1501080003-n5.html

 今回のサミットは、アニメファンだけでなく、自治体や民間団体などの注目を集めたが、企画にあたった清水さんは「今後、サミットをどういう形で続けるかは未定。各自治体や民間団体、研究者、ファンが異種交流できたことは大きな成果」と意義を強調している。


ラベル:アニメ
posted by Kawakita at 02:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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