2016年01月30日

【古き良き】「声優は俳優のひとつ」「アイドル声優は理解できない」 田中真弓の考える「声優とはこうあるべき」は古いのか!?【温故知新】


http://otapol.jp/2016/01/post-5367.html

「声優は俳優のひとつ」「アイドル声優は理解できない」 田中真弓の考える「声優とはこうあるべき」は古いのか!?

2016年1月19日


 TVアニメ『ONE PIECE』(フジテレビ系)のルフィ役をはじめ、長きにわたり第一線で活躍を続ける声優・田中真弓。熊本県合志市内の全小中学校10校に『ONE PIECE』(集英社)を贈呈したり、東日本大震災にエールを送り続けたりと、ルフィさながら全国のちびっ子に夢を与える田中が、あるインタビューで声優について熱く語った。ただ、中には厳しい言葉も見られるせいか、声優ファンを中心に、さまざまな声が上がっている。

 70年代後半から声優や俳優としての活動を始めた田中は、若い頃ひとりのアニメ監督に「声優の演技が嫌いなんです」と言われたという。その言葉を「型にはまり、個性や特色が見られない説明的な芝居をするな」と受け止めた田中は、今の若手声優に対し、「そう(説明的な芝居に)なってしまっている」と感じているそうだ。さらに、「それが上手くなってきており、それはすごいこと」とした上で、「もっと上手い人が出てきた場合、交代しなければならない――声優は俳優の中のひとつと捉えるのが望ましい」とも述べた。わかりやすい演技で止まってしまうと、記号的な芝居になってしまうらしく、そうならないためには「舞台と同じくらい時間をかけ、役を掘り下げること」が大切とのこと。

 東京ダンス&アクターズ専門学校で特別講師を務める田中は、生徒たちに「肉体を使い演じないとダメ」と説いているという。さらに生徒のひとりが、将来どうなりたいかと問われ「ガンダム声優」と答えた際も、「それは俳優」と教えたという。また、生徒の中にはアイドル声優を目指す者もいるのか、アイドル声優に対しては、「理解できない。“アイドル=若い”ということ。思い出としてやるならいいが、そうじゃなければ5、60歳を想像しなくてはいけない」と語っている。

「好奇心が1番強い人が勝つ――たくさん発見があるかもしれないから、生徒たちには好奇心を大切にしてほしい」と田中。実際に多くの実績を残し、今も活躍を続ける彼女の一連の言葉に、「正論」「これマジ、いいこと言ったと思う」「大河にも声優が出演してたな」「説得力がある。最近の声優って代わりが効くやつばかり」など、賛同するアニメ・声優ファンは多い

 しかし、一方では「アイドル声優で演技も上手いのがベスト」「最初はアイドルでも、スキルを磨いて生き残った人もいる」「もう時代が変わったんだよ、クリリン」「俳優にもアイドルみたいなのがいるだろ」「声オタが金を落とすのはアイドル声優」といった声も。

 田中の言うような「声優も俳優の一つ」という意見は、彼女に限らず、ベテラン声優の多くが意見するところでもある。そのたびに、ネット上ではさまざまな意見が噴出するが、本来は山寺宏一や戸田恵子、NHK大河ドラマ『真田丸』に出演する高木渉などのように、俳優としても声優としても臨機応変に立ち回れることがベストなのは間違いないだろう。

 ただ、上坂すみれの『20世紀の逆襲』が、オリコンのアルバムランキングの10位にランクインしたり、特定の声優がグラビアを務めた雑誌が売り切れたりと、“アイドル声優”を求める需要と供給が随分前から成り立っているのも現状だ。はたして田中が望む声優業界が正しいかどうか今はわからないが、10年、20年先の声優業界がその答えとなることだろう。
posted by Kawakita at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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